ITエンジニアは本当に稼げるの?ITエンジニアの本当の給料事情について

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ITエンジニアは本当に稼げるの?ITエンジニアの本当の給料事情について

ITエンジニアは本当に稼げる仕事なのか

本記事では昨今、何かと話題になりがちな「ITエンジニアになれば給料が上がる」という話について、転職エージェント等で公開しているデータとあわせて私個人の体験談も含めて、ITエンジニアが本当に稼げる仕事なのかについて触れてみたいと思います。

世の中でちらほら、「ITエンジニアになると稼げる」みたいな怪しい情報を見かけることが増えました。更にはここ2年ほど前あたりから何かと「未経験エンジニア転職」なる言葉をTwitter界隈で見かけます。

恐らく、何らかのインフルエンサーが発信している、

プログラミングスクールに入れば半年でエンジニアになれて、すぐに年収イッセンマン!!

みたいなのを真に受けてしまった人もいるかもしれません。

それ以外のケースとして、現職での仕事が思うようにいかず、また業種的にも未来が見えないような状況の人が、

これから勉強してエンジニアになればもっと稼げるようになるかもしれない

などと思って行動するケースもあるかもしれません。

公表されているITエンジニアの給料事情はこんな感じ

dodaの平均年収ランキングという記事から抜粋したデータを見たところ、

平均年収(全体):438万円 となっていました。

ちなみに詳細としては

  • プロジェクトマネージャー:671万円
  • プリセールス:630万円
  • ITコンサルタント:585万円

などの職種が上位を占めており、

  • SE/プログラマ:404万円
  • デバッグ/テスター:367万円
  • ヘルプデスク:345万円

これらが下位を占めていました。

ちなみに年収分布は以下の通りです。

※doda平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)から抜粋(https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/#anc_job_04)

“個人的な感覚としての”ITエンジニアの給料事情について

先ほどのデータについては、転職エージェント会社などが公表しているデータになります。そのため、見栄えが相当良い形になっている印象があります。ではITエンジニアの給料の実態はどんな感じなのでしょうか。

ここからはあくまで私の個人的な感覚を基にしたデータのため、信用できるものであるかは定かではないです。ただ、10年以上ITエンジニアとして6社ほどで実際に仕事をしてきた一人のITエンジニアの意見として参考にしていただければと思います。

ちなみにこの記事で言うITエンジニアは、プログラマやSE(システムエンジニア)、システムアーキテクトなども含めています。

中央値は年収400万円~450万円程度、600万円以上は全体の2割もいない ※個人的な感覚

私個人としては、恐らく30代前半~30代中盤でのITエンジニアの給料の中央値は400万円~450万円くらいかと考えています。これを聞くと、これからITエンジニアに未経験転職をしようとしている人からすると

ITエンジニアの給料がそんなに安いわけがない!〇〇さん(インフルエンサー)はもっと稼げると言っていた!!

などと言われるかもしれませんね。

まあそのあたりは実際に未経験でエンジニア転職活動をしてみれば実態を知ることができるかと思います。少なくとも私は未経験エンジニアは雇いませんが。。

結局は前職での給与額がベースになる

これは比較的納得ができることかもしれません。例えばとても優秀な人が現状で年収350万円だったとして、そこから転職をして一気に年収800万円~900万円に到達することは現実的には起きずらい現象です。

何故なら、企業の人事が実際に転職して入社する人の給料を決定する際には多くの場合、現職での給料を目安に、実際の職務経歴やJDとのマッチ度合によってどの程度(例えば現職からプラス10%など)と言った感じで決めるケースが多いからです。ちなみに転職時での年収アップはかなり条件が良くてもプラス20%程度で、30%上がるケースはかなりの異例です(外資除く))

現時点で既に5年~10年程度ITエンジニアとして実績がある人の転職ならともかく、エンジニア未経験者にとっては基本的には給与レンジの下限になることが一般的だと考えたほうがよいかと思います。

ちなみに昨今では低スキルの未経験エンジニア転職が増えたため、未経験者は採用しない風潮が強まっています。そのため、実務経験は転職前に工夫して積むことが求められます。

そもそもお金があるIT企業は日本にはごくわずかしかない

先ほどの話はエンジニア未経験者に寄った話でしたが、実際にはITエンジニアとして5年~10年程度の経験をしている人でも実際には年収500万円まで達している人は非常に少ないのが現実的です。これはITエンジニア云々の話ではなく、日本企業自体の給料体系の問題が大きく影響している話となります。

日本国内の企業でITエンジニアとして働く場合、その大半の企業においては一般的な総合職扱いの給与体系にあてはめられることが多く、「ITエンジニアとしての待遇」が特別に用意されているケースはほとんどありません。

確かに日本国内でもITエンジニアに対して高給を支払う会社は存在します。ただその対象となるような企業は圧倒的に少ないのが現実です。私個人の感覚として、日本国内でITエンジニアが給与面で優遇されるケースは、ITエンジニア全体の中で5%にも満たないかと思います。

これは企業というより、国としてITエンジニアが評価される土壌ができあがってないのが理由の一つではないかと個人的には考えています。

ちなみにdodaの平均年収データ内で上位の職種となっているプロジェクトマネージャー、プリセールス、ITコンサルタントはどう見てもITエンジニアとしての給料というよりは所属企業としての給与レンジがそもそも高いケースかと想像がつくのではないでしょうか。日本国内におけるITエンジニアの給与としての実態が表れているのはむしろ下位の職種であるSE/プログラマ、デバッグ/テスター、ヘルプデスクではないかと思います。

ちなみに念のため繰り返しますが、このdodaの平均年収データに出ているSE/プログラマ(平均年収404万円)の仕事として、日本国内で年収800万円~1200万円程度が支払われている会社は事実として存在します。なので、決して「ITエンジニアが全て給料が安い」わけではない点はご認識いただければと思います。

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