本当に役立つ?ITパスポート試験を受けるべき3つの理由

ITパスポート試験

ITパスポート(iパス)は本当に役に立つ?iパスを受けるべき3つの理由について

受験者が増加傾向のITパスポート、本当に実務の役に立つの?

昨今、受験者が増加しているITパスポート試験ですが、国としても認知を高めたいらしく、今までは試験の主催元である情報処理推進機構(IPA)の公式ページ内から各試験の情報にアクセスする形だったものが、ITパスポート試験だけは別枠として専用のサイトが作られたり、「ITパスポート試験公式キャラクター 上峰 亜衣」なるものが作り出されるなど、その力の入れようが伝わってきます。

【ITパスポート試験】上峰亜衣(うえみね あい)プロフィール
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/uemine/profile.html

ただ、資格試験としてのITパスポート試験に対してはいろいろと賛否がある印象です。

「ITパスポートは簡単すぎて勉強しても意味がない」

「ITパスポートを取っても、仕事には役に立たない」

などという意見がネット上では散見されます。

これはITパスポート試験に限った話ではないのですが、資格試験の勉強については何かと賛否が分かれます。ちなみにITパスポート試験自体は情報処理推進機構(IPA)が実施している試験であり、経済産業省が認定を行う「国家試験」です。

ただ、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの情報処理試験と比べて、難易度がかなり優し目で合格率も50%程度と高めなので、ITに関する資格試験としてはかなり入門的な位置づけとなる資格となっています。

ITパスポート試験を受けるべき理由について

ITパスポート試験の受験に対して賛否はあるものの、私は個人的にはITパスポート試験を受験するために勉強することは非常に意味があることだと考えています。以下、ITパスポート試験を受けるべき理由として、私の考えとして3点ほど上げてみました。

ITに対してのアレルギーを緩和することができる

ITパスポート試験については、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験のような試験の受験者層とはかなり異なります。(IPA側もそのようなターゲットを想定しています)

実際にITパスポート試験の受験者層としては、恐らく以下の層が中心になるかと考えています。

  • ITに興味がある(ITの仕事がしたい)けど、何から勉強していいのか分からない
  • 会社に受けろと言われている(社内の教育の一環として)
  • 就職活動に向けて何か資格が欲しい

捉え方は色々とあるかと思いますが、ITパスポート試験の受験(に向けての勉強)をするということは、「ITの知識を身につけるための勉強」をする、と言うことになります。その勉強に向けて、当然ですが前向きな人とそうでない人(会社に言われて渋々勉強する)がいるのではないかと思います。

その中でも特に「会社に言われたから勉強する」タイプの人にとっては、ITパスポート試験は実際の難易度以上にハードに感じるかもしれません。何故なら、ITの勉強に対して前向きに取り組めない場合の多くはITに対して何らかのアレルギーがあるケースが多いと思われるからです。

しかし、ITに関する用語や考え方については基本は慣れなので、ITパスポート試験に向けてテキストを読み込んだり過去問に何回も触れることでITの用語などに慣れることで、今までは苦手意識のあったITに対して前向きに取組むことができるようになる可能性があります。

※ITパスポート試験自体には、高度な計算や複雑なアルゴリズムを解くような問題は出題されないのですが、計算問題が多少出題されたり、ITに関する専門用語も多く出題されます。

ITの用語がわかると仕事が進めやすくなる

業務自体がITに直接的に関係しない仕事においても、その仕事を進めていく上では必ずと言っていいほど、どこかでITの仕組みが動いています。

例えば経理職の仕事を考える場合、会社の財務状況および経営成績を適切に把握するために、日々の仕訳データを会計システムだけでなく、様々な仕組みからインタフェース(連携)され、それをシステム内で集計してアウトプットが出されるわけですが、これはつまりITの仕組みがなければアウトプットは作られないということです。

「yyyy年MM月dd日の〇〇についての仕訳の数値がおかしい」ということが発生した場合、適切なITリテラシーが備わっていれば、「この仕訳は昨日の夜間バッチでXXシステムから連携されるはずのデータだから、連携元もしくは連携先での受け取りでエラーが起きているかもしれない」などという仮説が容易に立てられ、対応自体もスムーズに進みます。

経理の話を例に挙げましたが、昨今のビジネス環境においては多くの場合、自身の関わっている業務を統合的に管理する仕組み(例えば会計システム、人事・給与システム、マーケティング関連のシステム等)が存在し、またそれ以外でも日々の業務を行うために必要となるツール(オフィス関連ツール、チャットツール、BIサービスなど)も必要となります。これらのツールの役割や仕組みを理解した上でうまく使いこなすことができれば業務効率も一気に上がり、何より快適に仕事を進めることができるようになります

今の時代、何をするにもITリテラシーは必須である

会社などでの仕事についてはもちろんですが、今の世の中、何をするにも必ずITリテラシーが求められます。コロナ禍においてワクチン接種の予約は実質的にスマホがなければ行うことができず、日常的に発生するスマホでの支払い(決済機能)やLINEなどのチャットツールなど、全てITサービスそのものです。

スマホなどのアプリを利用して、ますます日々の生活が便利になっているものの、その一方で今まで以上にセキュリティリスクにさらされているという側面もあります。自身が利用しているアプリのセキュリティは問題ないか、きちんと自身の頭で納得した上で利用しているでしょうか。

ITパスポート試験だけでは全てはカバーできませんが、日々の生活の中にどのようなリスクが潜んでいるのか、またそれに対してどのように行動すればよいのかなど、ITリテラシーを高めることで対処できることは多く存在します。

そのため、最低限のITリテラシーが身についていることの証明として、ITパスポート試験は機能するのではないかと考えられます。さすがにITエンジニアが履歴書に書くような資格ではありませんが、経理や人事、マーケティング、営業など、ITの仕事がメインではないものの、業務的に様々なツールを使いこなす必要がある人にとっては、履歴書に書く意味もあるかと思います。

実際に受けてみた感想について

ちなみに、私が受験したとき(2022年5月)の感想です。私自身は過去に基本情報技術者試験に合格しており、また先月(2022年4月)に応用情報技術者試験を受けたばかりということもあり、正直そんなに苦戦はしませんでした(前日に参考書を流し読みした程度)

ただ、試験中に思ったこととしては、「ITに関わってない人にとってここまで勉強するのは結構大変なのでは・・・」と感じました。つまり、ITの仕事に関わっていない人にとっては簡単な試験ではないということです。

ちなみに試験の内容については、参考書や過去問で基本的にはほぼカバーできるのですが、元々のITリテラシーのレベルによって、必要となる学習量が大きく異なるのではと思います。

私個人の感覚としては、自身でITリテラシーが低いと感じている人については、3か月前後の学習期間を取れば合格することは難しくないかと思います。また、日ごろからPCやスマホを始め、様々なガジェットに触れることが好きな人だと、何となくITに関する用語が身についていることもあるので、そのような方については、1ヶ月も勉強しなくてもよいかと思います。

個人的には以下の本1冊のみで試験対策としては十分だと思います。章末問題から先にやって、分からないところについては遡って本文を読み込む、という繰り返しが良いかと思います。(テキスト自体はかなり分厚いので一から読もうとすると挫折します。。)

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ITパスポート試験の勉強をすることで、ITリテラシーを高めるための土台を構築することができると私は考えています。「ITとか難しくてよくわからない」と思う方こそ、ぜひ挑戦してみてください!勉強方法については以下の記事に整理してみたので、ご興味がある方はこちらの記事も読んでいただけると幸いです。

初学者がITパスポート試験をできる限り効率的に合格するための勉強法

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