次々と値上げを発表する食料品メーカー・上がらない給料、消費者への影響と今後について
原材料費、物流費の高騰に伴う値上げラッシュが止まらない
日経新聞のトピックに「値上げラッシュ」なるものが追加されていました。原材料価格や物流費の高騰により、食料品の値上げ自体は2021年から少しずつ増えてましたが、2022年になってからは更に多くのメーカーから値上げに関する発表が相次いでいます。
本記事では、ネットや新聞記事などで触れられている値上げ発表を行った企業や対象商品について、整理してみました。また、値上げによって負担が増す家計についてどのような対策をすべきか、私の持論も後半に記載しています。
なお、本記事は日経新聞電子版内の日経ビジュアルデータ、「値上げラッシュ、価格はどうなる?」内のデータを基に作成しています。

続々と値上げを発表する企業
2021年の夏ごろから、原材料不足などで値上げに踏み切る企業が少しずつ出てきました。また、2022年については昨年以上に多くの企業が値上げに関する発表をしています。
こちらは2022年の1月以降で値上げ実施、もしくはこれから値上げを予定していることを発表している企業名となります。
- ネスレ日本
- 山崎製パン
- 日清製粉ウェルナ
- ニップン
- 昭和産業
- カルビー
- 湖池屋
- はごろもフーズ
- 日本ハム
- プリマハム
- 味の素冷凍食品
- マルハニチロ
- 日本水産
- J-オイルミルズ
- アヲハタ
- 森永乳業
- 不二製油
- キッコーマン
- 紀文食品
- キユーピー
- 味の素
- 伊藤ハム
- 日清食品HD
- テーブルマーク
- ニチレイフーズ
- 理研ビタミン
- 東洋水産
- サントリースピリッツ
- 日清オイリオグループ
- ピエトロ
- ポッカサッポロフード&ビバレッジ
- 大塚食品
- カゴメ
- 雪印メグミルク
- 明治
- 春華堂
- やおきん
- コカ・コーラボトラーズジャパンHD
- 森永製菓
- 日清食品
- サンヨー食品
- 明星食品
- エースコック
- ハウス食品
- エスビー食品
- ブルドックソース
- オタフクソース
- 永谷園
- ミツカン
- ロッテ
- オハヨー乳業
- 日清製粉
- 極洋
- 日清ヨーク
- 宝酒造
- オエノンHD
- 壱番屋
- ゆで太郎システム
- ダイタンフード
- 敷島製パン
- フジパン
- メルシャン
- 伊藤園
- J―オイルミルズ
- ブルボン
- サッポロビール
- 日本ケンタッキー・フライド・チキン
- ロイヤルHD
- サントリーHD
- サントリー食品
- アサヒビール
- キリンビール
全72社になります。
・・・すごいですね、、しかも業界大手の名前も多くみられる印象です。大企業ですら厳しい状況ということは、規模が小さいところだとなおさら状況は大変なのかもしれません。
具体的な商品分類について
先ほどは企業名を出しましたが、2022年1月から現時点で値上げが想定されている商品(分類)については以下の通りです。
- コーヒー
- パン類
- 小麦粉
- 小麦粉・麺類
- 菓子
- コーン製品
- 加工肉
- 冷凍食品
- 食用油類
- 麺類
- ジャム
- 飲料
- 業務用チョコレート
- 調味料
- 加工食品
- マヨネーズ
- ドレッシング
- 缶詰
- 酒類
- レトルト食品
- ケチャップ
- 乳製品
- 即席麺・袋麺
- アイスクリーム
- 外食
- パン
- 香辛料
- 油
- だし
- パスタ・乾麺
- カレールウ
・・・なんというか、もう値上げしないものを探すほうが難しそうな感じですね。。
値上げにより消費者の生活はどうなる?
原材料費、物流費の高騰により食料品を始め、今後は更にさまざまな食料品や消費材などの値上げが行われる可能性があります。更に、これらの問題はすぐに解消する問題ではないため、この状態はしばらく続くものと思われます。
食料品などの値上げによって日々の出費は増えるものの、労働者としての収入自体はなかなか上がらないため、企業だけでなく消費者にとってもかなり苦しい生活になることが予想されます。
給料は増えずに日々の生活コストだけ上がっていく、、どう考えてもムリゲーですよね。。
支出が増えていく生活の中でいかに可処分所得を確保できるか
生活に必要なお金が更に増えていくものの、現状の環境では収入(給料)が増えない、そんな状況で消費者はどのような対策をしていけばよいでしょうか。
まずは可処分所得(日々の生活に利用できるお金)を確保することが重要となります。
可処分所得を増やすには「収入を増やす」か「支出を減らす」の2つしか方法はありません。全社については転職や副業によって実現可能ですが、即効性が低いため本記事では触れません。
ここでは「支出を減らす」ことについて触れたいと思います。
どうすれば支出は減る?固定費を如何に削減できるかがカギ
まずは固定費を削減するところから始めるのが重要です。とてもありきたりですが、まずはこの2点を見直してみましょう。
- 必要なサブスクサービスの見直し
- 通信費の見直し
まずはサブスクサービスの見直しです。恐らく多くの方がNetflix、Amazon Prime Video、Spotifyを始めとした様々なサービスを利用しているかと思います。これらのサービスは単体では1000円前後とそこまで負担の大きなものではないですが、利用数が増えるとバカにならない金額になります。
必要なサービスまで解約することはないのですが、少なくとも毎月どのようなサービスにお金を払っているかだけは確認しておきましょう。
二つ目の通信費ですが、これもかなりありきたりですが、スマホを始めとした通信費の見直しをしてみましょう。povoやahamoの登場によってかなり通信費を下げられた人は既にいるかと思います。ただ、特に何も考えずにギガ使い放題のプランを契約している人も多いかと思います。
特に自宅に固定回線を引いている人の場合は、大きなデータの通信は自宅のWi-Fiで行えばよいため、少なくともスマホのプランとしてギガ使い放題は必要ないはずです。(固定回線なし、スマホのみなら問題ないです)
上記のようなものを見直していけば、月1万円程度の固定費削減はすぐにできます。固定費削減ができたら次は収入をどのように増やすかという話になるのですが、それはまた別の記事で触れたいと思います。
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