なぜ今話題?JTCに注目が集まる理由を考えてみた

JTCネタ

なぜ今話題?JTCに注目が集まる理由を考えてみた

最近なぜか検索されるようになったキーワード「JTC」

最近、このブログに設定しているサーチコンソールを見てみたところ、”JTC”に関連するキーワードで流入している方がここ数ヶ月で急激に増加していることが判明しました。(“JTC” “企業” “例” みたいな感じ)

JTCというワードについては他の記事でも触れていますが、実は3か月くらい前まではJTC関連のキーワードで流入する方は全くいませんでした。それがここ2か月くらいで劇的に増加した印象です。

JTCに関する過去の記事
ITエンジニアがJTCで働くことのメリット・デメリットとは?
JTCでITエンジニアとして約2年半ほど働いてみた感想

JTCとはどのような企業を指すのか

既に他の記事でも触れていますが、JTCとは造語で「ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー」の略とも言われています。(実際はトラディショナル(T)が先では・・・みたいな話もありますが・・・)

JTCという言葉については実は明確な定義はないのですが、一般的には以下のように

「(昔の日本企業のような)古い価値観の会社」

「古い価値観からアップデートできない会社」

こんなニュアンスで使われるケースが多いです。もっと具体的に言うと「ITリテラシーが低いため業務効率が悪い」、「社員のリテラシー自体が低い」といったところでしょうか。

ちなみにJTCという言葉自体は、Twitterを始めとしてネット上では数年前から使われていた言葉ではありますが、一般的に認知されるようになったのがここ最近のようです。
(企業名の略称としてJTCが使われることもあり、検索ボリュームでは調べづらいですが。。)

なぜJTCが話題になっているのか

正直、JTCというワードについてはまだ認知していない人のほうが多いと思われるため、とても「話題になっている」とは感じられないかと思います。ただ、私のような個人で運用しているブログ(しかもPVも微々たるもの)においても、JTCに関連するキーワードでの検索ボリュームがかなりの量となっているため、個人的には密かに話題になっているキーワードのような気がしています。

ではなぜ、JTCに関連するキーワードの検索が増えているのでしょうか。私個人の考えとしては、恐らく今後の日本におけるビジネス環境や景気に対しての不安が原因ではないかと考えています。更に言うと、そのような状況下において実際にJTCに該当するような組織で働いている人からすると、「今の会社JTCだよな・・・これから先、大丈夫かな」とか、「JTCのような変化に弱い組織より、もっと積極的なビジネスに取り組む会社で働きたいな」というような考えを持ってきたひともいるのではないでしょうか。

日本国内においての景気としては、まだ日経平均などの株価は比較的高値ではあるものの昨今、円安が急速に進むとともに様々な業種での原材料不足が深刻になるなど、間違いなくビジネス環境は悪化し、国内の多くの企業の業績は今後悪化し、景気は低迷するでしょう。

そのような環境において、所属している組織や業界などの情報を調べている過程で自然とJTCというキーワードにたどり着き、「JTCって何?」とか「JTCってどいう会社のことを言っているの??」みたいな形で検索する人が少しずつ増えてきたと、個人的には考えています。(違うかもしれませんが)

日本企業の9割前後がJTCである可能性

日本国内の企業の割合を考えると、中小企業が9割を占めていると言われています。中小企業については、旧来の第一次産業もしくは第二次産業に関わる企業については恐らく多くがJTCでしょう。更には大企業の中でも昔ながらの文化・思想を引きづって変革できない企業が存在する可能性があると考えると、日本企業の80%~90%程度がいわゆるJTCかもしれません。

ここまでJTCに対して否定的な考えを書いてきましたが、これを読んだ方の中には

「JTCだから何か悪いことがあるの?」

「別にJTCでも生活できる給料はもらえているし、問題ないよ」

このように感じるひとも多いかもしれません。もちろん、それぞれ個人の意思で会社を選び、仕事を選んでいるので、問題はないというか外部の人間がとやかく言う資格はありません。今の環境に不満がなければ無理して行動する必要もありません。

ただ、日本におけるビジネス環境は今後恐らく、かつて想像していなかったレベルで悪化することが想像されます。それは現状で一部の成長企業が一生懸命に組織を成長させ、また日々組織を変革し続けるために死に物狂いで行動してきた企業以外にとっては、想像を絶する悲劇が待ち受けているでしょう。

変革を恐れ、また怠けていた会社はこれから5年後、いやもしかしたら2、3年後には業績が落ち込み、それに伴い賞与(ボーナス)が減り、給料も減るような状況が一般化するでしょう。そのような状況においても競争力のある組織で日々、自身のスキルを高めているような人ならいくらでも転職が可能で、しかも今よりも更に給料がアップする可能性もあるでしょう。

しかしJTCのような環境の中で、しかも自己研鑽を怠けていた人からすると、転職市場において十分な市場価値をアピールすることができずに転職自体が困難になる可能性があります。そのような状況だと、転職先の選択肢はもちろん、給料面での交渉自体も難しくなります。

JTCにいること自体が悪いことではない。でも常に自己研鑽は必要

これは当たり前すぎることかもしれませんが、ビジネスの場に身を置いている以上、常に自己研鑽は必要です。私自身、約2年ほど前からJTCで働いているのですが、そこでとにかく感じるのが「自己研鑽へのモチベーションの低さ」です。それは若手よりむしろ経営層、管理職に対して感じています。

ビジネスにおけるドメイン知識はもちろん、ITリテラシーやマネジメントスキルなど、仕事をしていく上では様々な知識が必要で、またこれらは実務を積むことで最も成長できるものです。ただ、日々の仕事に対してどのような姿勢で取り組むのか、また仕事外でどれだけのインプットやアウトプットを積むのかによって、その成長度合いは大幅に変わります。

ドメイン知識やITリテラシーについては、実務における経験がなくても、書籍による集中的なインプットだったり、ハンズオンを繰り返すことである程度のレベルになります。また自身で社外にコミュニティを作ってそこで勉強会をすることで、人に教えるスキルも身に付きます。これらのことは一般的なベンチャー企業の多くの人が経験してますが、なぜかJTCでは圧倒的に経験している人が少ない印象です。

このような積み重ねがやがて今後の選択肢に大きく影響してしまうので、現在”JTC”と思われる組織で漫然と日々を過ごしている方はぜひ、心して今後の時間の過ごし方を見直してみるのが良いかと思います。

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