ビジネスにおけるデータ活用を進めるために必要なこと – データ活用を進める上での課題について –

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「データ活用」と聞いて何から始めればよいか分からない人へ

そもそも「データ活用」とは何か

以前から「(ビジネスにおける)データ活用をいかに進めるか」ということは話題になっていましたが、昨今では特に「ビジネスにおけるデータ活用」が話題になりがちです。理由は多くの方が耳にしたことがある「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」に関係があると思われます。

なぜDXとデータ活用が関係しているのでしょうか。実際、DX(デジタル・トランスフォーメーション)自体は本来はデータにフォーカスした施策ではないわけです。ただ一方でデータ活用というのは捉えようによっては様々な業務のデジタル化だったり、組織のあらゆる業務プロセスに必ず関係する概念のため、ビジネスにおけるどんな取り組みにおいても、「データ活用によって〇〇を実現する!!」という文言にマッチしやすいのです。

組織におけるデータ活用は意外と進んでいない?

これだけ世の中でDXやら何やらと騒いでいる人が多いにも関わらず、意外とデータ活用が進んでいる組織は多くありません。そもそも、データ活用をするための仕組みがちゃんと整っている組織ほど、十分な取り組みができてない組織より課題意識が高くなると思われるため、よくありがちな「あなたの組織の〇〇は進んでいますか?」的なアンケート自体がそもそも意味がないと思われます。

まあそれを踏まえても組織におけるデータ活用は進んでいない状況であることは多くの方が認識しているかと思います。なぜ進んでいないかと言うと、これは「なぜDXが進まないか」や「なぜIT化が進まないか」と同質の回答になるかと思います。

つまり、具体的なイメージを持った上で、どのような課題に対してどのようなアクションを行うべきかということが理解できておらず、また具体的なアクションに落とし込めていないということです。さらに言えば、そのようなことができるレベルの人材が組織にいないことも原因でしょう。

これに対する回答としては、組織の経営層がデータ活用に対して具体的なイメージを持ち、それを各事業部門やデータエンジニアやデータアナリストが協力して、課題解決するための仕組みを作る+ひたすらPDCAを回す、ということに他なりません。ただこれは極論となってしまい、日本国内の組織ではこのような人材が整っているようなケースは非常に稀です。

そのため本記事では、組織におけるデータ活用を行う上で、まず最初に抑えておくべき「データについての基礎知識」について、筆者の経験を基になるべく平易な表現で説明したいと思います。

具体的なデータ活用のイメージを持つところから始める

先ほど触れた通り、ビジネスにおけるデータ活用については昨今、DX推進という名のもとに今まで以上に話題になってきています。ただその一方で具体的にどのようなデータをどうやって活用していくかについて触れられていることは多くないです。また、もし事例などがあったとしてもその事例のレベルが高すぎて、自社の取組みに参考にするには難易度が高すぎて頓挫してしまう、なんていうことも往々にしてあります。

組織においてデータ活用を進めていく上で必要となるのは、具体的にどのようなデータを、どうやって活用していくか、ということを考えることです。

「どのようなデータ」とは、例えば会計システムの仕訳データや元帳データ、自社ECシステム等の自社サービスにおける顧客会員情報や注文履歴情報等となります。よくありがちなのが、「データを活用して売上を拡大しよう!」などと言った際に、どのようなデータを、何にに活用して、その結果としてどのように売上が上がるか、というイメージが湧いてないまま行動してしまうことです。

このような状態で行動してしまうとどのような状況になるかと言うと、「何ができる仕組みかわからないけど、何か便利そうなものを作っている」という非常に滑稽な状況になります。目的が明確になっていないまま何かを進めるとどんな結果になるのかは恐らく多くの方はご存じかと思いますが、これはデータ活用においても例外ではありません。

具体的なデータのイメージを持つために

とは言え、実際に組織内で保持しているデータはその組織や会社によってバラバラのため、どのようなデータを持っているのか、利用しているシステムを始め、管理用のエクセルデータやテキストデータ、画像・音声ファイル等を洗い出しして、どのデータをどのように使っていくかを整理しなければなりません。

とは言え、このような作業を進めていくにはとても時間が掛かります。そのため、まずはなるべく労力を掛けずにすぐに着手できるところから進めていくのがお勧めです。

どのようなデータがあるのか

一般的な組織においては日々の業務で利用するいわゆる基幹システムや、自社のサービスを運用する際に利用しているサービスなど、様々なシステムを利用しているケースが多いと思われる。例を挙げると、以下のようなデータです。

  • 会計システム(ERP含む)などの売上実績等データ
  • POSシステムのデータ(外部からの購入)
  • 自社運営サービス関連データ( 自社ECサイト等)
  • WEBアクセスログ(Googleアナリティクス・サーチコンソール等)
  • 広告運用データ(Google広告、Yahoo広告など)

このあたりが一般的な企業が保持しているデータかと思われます。

次回以降、上記の中で特に利用頻度が高いと思われるデータを選び、具体的なデータ活用例について触れたいと思います。

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