Windows2000問題に対して思うことをつらつらと

JTCネタ

Windows2000と呼ばれるおじさん・おばさんたち

皆さんは「Windows2000」という言葉をご存じでしょうか。Microsoft製の懐かしのOS・・・ではありません。巷ではいわゆる年収2000万円の窓際族のことを指して「Windows2000」と言う表現が使われているのです。(ちなみにリモートワークが始まり、Windows2000はHome Editionと化した模様・・・)

実は私が働いている会社にもWindows2000に該当するような方々は結構います。(実際は2000万までいかずにWindows1400~1500あたりの人が多いのでしょうが、、)
ベンチャー企業やある程度スキルがないと生き残るのも大変な環境で仕事をしている人からするとそのような人が組織に存在すること自体が不思議に感じると思われますが伝統的な日本企業、いわゆるJTC(ジャパニーズトラディショナルカンパニー)ではこのような人は管理職、特に部長以上の層に結構存在します。このような方々が組織にしがみつき、結果として組織のイノベーションを阻害するとともに、労働生産性を低下させている現象はWindows2000問題とでも表現できるかと思います。

なぜWindows2000問題のようなことが起きるかというと、ご存じの通り日本の企業の多くはいわゆる年功序列であり、役職も給料もある程度組織に対して勤続年数を重ねていくことで上がっていく仕組みを取り入れていることが多いのです。言わずもがな、そのような仕組みが既に時代遅れであり、昨今のビジネス環境に全く適合していないのは明らかな事実ではあるものの、それでも多くの企業において組織人事の意思決定を担う人物は基本的には50代~60代の管理職であるため、彼らは自分自身の身を守るために、自分たちにとって都合のよいルールを守り続けるわけです。

Windows2000サービス終了の危機!?

このような文化は多くの組織で残り続けているのですが、その一方で少しずつではありますが変化が始まっている企業もあるようです。私が所属している企業ではここ最近、Windows2000勢が一気に組織内で居場所を無くし、状況によっては退職に追い込まれるケースも出ています。これは組織内のビジネス環境を一気に変えるために外部の優秀な人材を雇い入れて、その人物が大胆な組織変革を行うために行動を起こしているためです。

このような組織変革によって、いわゆるWindows2000に該当する人たちは既存のポジションを追われ、クビとはならないまでも明らかに社内的に窓際な部署に追いやられて、精神的に追いやられて結果として退職するような形になっているケースもあります。若い人やベンチャー企業で日々、死に物狂いで戦っている方々からすると、このようなWindows2000と呼ばれる方々の行動は自業自得に思えるかもしれません。

それは高度成長期以降、徐々に日本企業の成長は止まり特に昨今では様々な分野において日本企業は存在感を示せず、また賃金も海外と比べて明らかに伸び悩んでいる状況では多くの人が「このままではいけない」とか、「変化していかなければならないのでは」と考えて、そのうち少しずつ行動を始めている人や組織もいる中で先のWindows2000と呼ばれる方々は、十分な行動を起こせなかった結果であるためです。

Windows2000問題は他人事なのか

ここまでWindows2000問題について説明しましたが、Windows2000は多くの組織において意思決定を阻害する要因であり、どうにか対処しなければいけない問題ではあるものの、その一方でWindows2000問題は果たして他人事として考えてしまってよいものなのでしょうか。つまり、自分たちはWindows2000(もしくはそれに類するもの)という存在になってしまう可能性はないのでしょうか。

私自身は現在40代前半ですが、ITエンジニアとして転職を複数回経験しており、またフリーランスとしての経験もあるのでWindows2000問題は他人事だと思っていたのですが、本記事で触れた通り、身近にWindows2000サービス終了的な事象を目の当たりにして、改めて考え直すきっかけとなりました。

あと本件について考え直すきっかけとなったものとして、比較的優秀な若い方々を見かけることが増えたのもきっかけの一つとなりました。特に社外の勉強会などで会う若手のエンジニアの中には非常に優秀な人が多く、そのインプットやアウトプットの質の高さは私からすると異常ではないかと感じるほどです。感覚的には私が実務において5年ほどかけて身につけた知識やスキルが、実務経験3年前後の20代中盤の若手が既に身につけているような感じです。

もちろん、日本の未来を担う若者がこれだけ優秀だと嬉しいと感じる側面はあるものの、まだ20年いや30年は働かないといけない立場からすると、今後継続して今と同じいや今以上のアウトプットを出せるかと言うと少し不安ではあります。またそのような不安からWindows2000問題を起こした方々と同じように、組織に依存するような生き方をしてしまわないか不安な側面があります。

本記事を読んでいただいた方の中で、Windows2000問題が他人事ではないと感じた人は今後のキャリアにおいて何を考え、どのように行動していくかを改めて整理してみるのが良いのではないかと自戒を込めてお伝えしたいと思った次第です。

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