Pythonを学ぶならここから!Python入門におススメの書籍5選
Python入門者におススメの本5選
昨今では「勉強したいプログラミング言語ベスト〇位」みたいな記事があると常に上位にいるPython、特にプログラミングを初めて学ぶ人には学びやすい言語とされています。
多くの人が実務で実際に利用していたり、また学習している人も多いため、書店には膨大な量のPython学習本があふれています。情報が多いのはとてもありがたいのですが、あまりに多いとどの本を選んでよいのか分からなくなるのは少し困りますよね。。
そんなPython入門者の方に対して、私が実際に読んでみたPython学習本について、おススメの本を5冊ほど紹介したいと思います。
ちなみに私自身はどちらかと言うとインフラ寄りに近い業務をしており、開発系の業務自体にはほとんど携わってはいなかったのですが、データエンジニアとしてGoogle Cloudを利用してデータ基盤を運用していく上で、WEB APIやクライアントライブラリなどを利用する形のコードを書くケースが増えてきたため、一から学び直しているところです。
そのため比較的、入門者視点でのレビューとなる点、ご了承ください。
最短距離でゼロからしっかり学ぶ Python入門 必修編 〜プログラミングの基礎からエラー処理、テストコードの書き方まで
Pythonの文法事項を一から丁寧に説明している、いわゆる入門書として使える本です。一からプログラミングを学ぶ人がPythonを学ぶときに1冊目として選ぶのに良い本だと思います。
まずは最初に学ぶべきことが整理されているので、理解するというよりはまずは本書のサンプルコードを実際に実行してみて、そのプログラムの動きを体感してみるところから始めるとよいかと思います。
入門 Python 3 第2版
オライリー本の中でありがちな「入門」詐欺ですが、本書については比較的入門といっても問題ない内容です。本書はさまざまな文法事項について、インタプリタで実行確認できるような形式をとっているため、確認したい内容について都度、実行確認して理解を深めることが可能です。
本書自体は753ページとかなり分厚いですが、一から全てを読むような内容ではありません。どちらかというと辞書的な形で、必要な項目について都度、調べるような形が向いている本です。
Python入門書の1冊目というにはちょっと難しい本かもしれませんが、他の言語を学習している経験がある方でしたら、この1冊と公式ドキュメント等でほぼカバーできるかと思います。
ただ、やはりかなり分厚い本のため持ち運びがしづらい点が難点ではあります。
Python FlaskによるWebアプリ開発入門 物体検知アプリ&機械学習APIの作り方
タイトル通り、Flaskフレームワークを利用したWebアプリケーション開発入門としての書籍となります。Amazon等で検索すると分かるかと思いますが、Pythonに関する書籍はかなり多いものの、Flaskに関する書籍は書籍数がかなり少ないです。そのなかでもかなりわかりやすく説明されているのが本書となります。
個人的には本書の前半の環境構築部分において、Visual Studio Codeの設定方法についてかなり詳しく記述があり、とても勉強になりました。
また本書自体はタイトルの通り「物体検知アプリ&機械学習APIの作り方」のための本ではあるのですが、前半部分のWEBアプリケーション開発の基本的な部分についての説明がとても分かりやすく、またこれからWEBアプリケーション開発に取り組み人にとっては非常にわかりやすく、勉強が進めやすい内容になっているかと思います。
PythonというとDjangoのような大規模開発向けのフレームワークが話題になりがちですが、私個人としては、まずはFlaskのような軽量なフレームワークで簡単なアプリケーションを作ってみるのがよいかと思います。
Python実践入門 ── 言語の力を引き出し、開発効率を高める
タイトル通り、まさに「言語の力を引き出し、開発効率を高める」ための内容となっています。プログラミング言語としてのPythonの細かい言語仕様や理解を深めるための内容となっており、基本的な文法などを押さえた後、いわゆる中級者向けの内容となっています。
特定のプログラミング言語で開発経験をした人であれば、すぐにこの本を読んでみてPython自体の理解を深めるのでも全然良いかと思います。ただ、繰り返しになりますが言語仕様を理解する点に寄っている本のため、この本でPythonの基本的な文法を学ぶのには向いていない本となります。
実践Data Scienceシリーズ Pythonではじめるテキストアナリティクス入門
こちらの本はタイトルにある通り「テキストアナリティクス」の本です。データを自然言語処理などで利用するために必要なノウハウが詰まっています。
Pythonのコードでどのようにテキストデータを処理するのか、具体的なサンプルコードがかなり多く記載されているため、このコードを基に自身でコードを書いてみるとかなり効率的にアウトプットができます。
Pythonを利用したデータ連携処理(いわゆるETL)のためのコードを書くような仕事をしている人にとってはかなり勉強になる内容かと思います。
以上、5冊について個人的な感想を述べてみました。
興味がある本がありましたらぜひ、読んでみてください!